地域政策専門の知力と学生力と地域連携力を活用した、東日本大震災における被災地復興のための包括支援Project

活動の報告

第1回高崎市域復興支援委員会を開催しました

「第1回高崎市域復興支援委員会」が2012年1月11日(水)午後1時30分~3時30分、高崎経済大学図書館会議室で開催されました。

1.出席者

以下の16名です。

委員会の様子

大宮 登(高崎経済大学)、佐々木 茂(高崎経済大学)、村山 元展(高崎経済大学)、櫻井 常矢(高崎経済大学)、伊藤 亜都子(高崎経済大学)味水 佑毅(高崎経済大学)、飯島 明宏(高崎経済大学)、矢澤 敏彦(高崎商工会議所)、小林 茂(高崎市)、黒岩 満(群馬県中小企業家同友会)、石原 慎士(石巻専修大学)、李 東勲(石巻専修大学)、古川 隆(宮城大学)、玉川 啓(浪江町役場)、沼田 翔二郎(NPO法人DNA)、白石 春男(㈱ボルテックスアーク)

2.議題等

大宮登高崎経済大学副学長からの挨拶と各委員の自己紹介の後、規則(案)の承認、役員選出、平成23年度事業計画(案)の承認が決定しました。役員としては、委員長に佐々木茂委員、副委員長に櫻井常矢委員、会計監査に森田亨委員が選出されました。 今年後の主な事業としては、特に、県外に避難して生活されている浪江町民の方々の交流会、高崎市内に避難されている方々への生活実態調査などに力を入れていく予定です。

3.被災地からの報告

3人の委員から、それぞれ被災地の現状、復興支援の取り組みなどに関する報告がなされました。この報告会には、委員以外の教員、学生らも参加しました。

石原委員報告

石原委員(石巻専修大学 准教授)から「宮城県石巻市における復興ソリューション開発の試み」について報告がありました。震災で壊滅的な被害を受けた石巻市の水産業を復興させるため、復興ブランド製品を開発販売する試みや、群馬県のファームドゥとの連携による販路開拓の試みが紹介されました。

古川委員報告

古川委員(宮城大学 地域連携センター副センター長)からは、南三陸町、東松山市、仙台市において宮城大学が現在取り組んでいる復興支援について報告がありました。南三陸町の廃校になった小学校を改装し復興の基地にする計画や仙台駅前のビル内に外部の専門家も足を運びやすい連携の拠点をつくる計画などについて報告されました。

玉川委員報告

玉川委員(浪江町役場 企画調整課行政運営班長)は「浪江町被災状況について」として、福島県浪江町の町民が震災と福島第一原子力発電所事故によって避難せざるを得なくなった震災直後の状況と、10か月たった現在も多くの住民が避難生活を続けているが、避難先から帰還するには、除染、就労の場や住居の確保など多くの問題が存在する現状について報告されました。