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草津白根山合宿 今村 芳朗
草津白根山合宿は色んな意味で非常に大変な合宿となってしまった。それでは、これから合宿を振り返ってみたいと思う。
1日目、まずは、最終的な集合時間が伝わっていなくて、あるメンバーが遅刻することになってしまった。さらに、俺は、合宿の荷物を車に積み終わったと思いチェックもせずに早々と高経を出発したのである。この行動が後々悲劇をもたらすこととなるのである。そして、車で3時間くらいすると草津白根山に到着した。白根山までの道路は硫黄のニオイが充満していてホントにくさかった気がする。さらに、白根山には春だというのにまだ雪が残っていたのであった。到着したらすぐに、登山を開始する準備をして出発した。まずは、エメラルドグリーンに輝くきれいな湯釜を見に行った。湯釜には人がたくさんいて、さすが群馬の有名な観光地だと思った。湯釜を歩いている女性などは、ヒールを履いている人などもいて、俺のジャージ姿というのはマッチしていなかった。湯釜から帰り、本格的に山に登るぞと決心を固め登山道に向かっていった。向かっている間に雲行きはあやしくなり今にも雨が降りそうな状況であった。しばらくして、ポタポタと雨が降り始めた。ここで、俺は一大決心を迫られたのである。チーフリーダーである俺は登山を決行するか否かを決断しなければならなくなってしまった。しばらく、考え込み俺は班員の安全を考え登山中止にすることに決めた。急いでさっきいた駐車場に向かった。駐車場の手前あたりに、急に雨が強まり、さらにヒョウまで降って来てみんな急いでレストハウスに逃げ込んだ。ここで俺は、先ほどの判断はベストな判断であったと思った。雨は、スコールのように降り「なぜ俺の合宿はこんな雨が降るのだ」と嘆いてしまった。レストハウスには雨がやまないため、かなり長い時間いることになってしまった。レストハウスに長い間いても意味がないと判断し俺は強い雨の中、自分の車へ向かったのである。車にびしょ濡れになりながら戻った。この数分後には雨の勢いも弱まり草津白根山を脱出して草津の温泉地をめざしたのである。温泉は観光客でにぎわう、湯畑のすぐとなりにあり、車初心者の俺は狭い道に悪戦苦闘しながら行った。温泉のあるホテルに到着して無料で温泉に入った。なぜ、無料かはどうでもいいことである。ひとつ言いたいのは「おやじ、無料にしてくれてありがとう!!」ということである。温泉に入り、その後キャンプ場を目指したのである。キャンプ場につき、準備をしようとしたらアクシデントが発生した。なんと、管理人がいなくてキャンプ場には鍵がかかっていたのである。管理人がいないとどうしようもないので、ここを管理する役場に電話をかけたのである。連絡をしてその後管理人が来て、手続きなどした。なんと、役場では手違いかなんかで予約したにもかかわらず、予約ができてなかったのである。これだから、お役所仕事は困るぜと思った。夕食の準備とテント設置を始めたときまたまたアクシデントが起こったのである。何が起こったかというと、忘れ物をしてしまったことに気づいたのであった。それも、大量に(-_-;)忘れたものは、テグ?ガスコンロ、ホワイトガソリン、EPIガス数本。せっかくガスがあってもコンロがなければ意味ないし、ランタンだけあっても火がつかないし、EPIヘッドがいっぱいあってもガスないし・・・(T_T)そのため、あるものだけで準備をした。なんとか、夕食も食べ終わり、一日目が終わったのである。
2日目は、飯を食べあと片付けをしてキャンプ場を去り浅間大滝という滝を見に行った。この滝のいいところは、滝に非常に近づける点である。マイナスイオンが大量に発生しているのでリラックスすることができた。見終わり、高経に帰っていったのである。この合宿では、さまざまなアクシデントがあったが乗り越えてよくがんばったとおもう。また、忘れ物がたくさんあったが、致命的な忘れ物がなくてホントよかった。さらに、初心者の俺も合宿前日にS君を学校に迎えに行ったとき以外車をこすらずにすんでよかった。また、事故なく無事にすんでホントによかったです。
ここから、今回登った山を紹介したいと思う。草津白根山は、第三紀火山岩の基盤山地の肩付近を噴出源とするため、非対称に成長した成層火山です。最高所に白根・本白根等の火砕丘群が南北に並び、それらから東・南方に、数qの範囲は安山岩溶岩流の斜面、さらに下方数qの範囲はデイサイトの火砕流台地が形成されています。白根山火砕丘頂部には北東から南西に並ぶ水釜、湯釜、涸釜(かれがま)の3火口湖があります。有史後の噴火は、1902年の弓池付近含め、すべて山頂火口周辺で起きた水蒸気爆発です。泥流を生じやすい。周辺には草津温泉をはじめ多数の温泉があり、硫化水素を多く含む噴気活動があります。
草津白根山 大森 庸秀
6月4日、私にとっては初めての、少人数の合宿が始まりました。前々から雨が心配される中で、当日は8時半に集合しました。荷物を車に詰め込み、先輩の車に乗り、9時頃出発しました。準備万端だ。と、誰もがこの時思っていました。
先輩と談話をしつつ、途中コンビニで昼食を買い、目的地へ向かいました。草津白根山には硫化水素ガスが山から出ているせいか、途中、においで気持ち悪くもなりましたが、無事到着。6月だというのに、まだ雪が残っていて驚きました。早速雪を投げあいましたが、よく見ると雪の表面が汚い...すぐに雪を触るのを止めました。そして有名な湯釜を見ました。エメラルドグリーンで、見た目は本当に美しい池でした。次に白根山に登りました。ところが、しばらくして心配していた天気が急変し、一時避難。大雨と雷音がし、おまけにヒョウまで降り出しました。このとき僕は改めて、自然の凄さに油断してはいけないのだなと実感させられました。なかなか止まないヒョウと雨に誰もが不安の表情でした。でも、一番不安だったのは、チーフリーダーとして計画をたててくれた今村さんだったと思います。その後なんとか天気は回復しました。山の後は、やはり有名な草津の温泉が一番でした。少し硫黄のにおいがしましたが疲れがとれました。テントを張るキャンプ場に到着し、管理人が来るまで入れないというハプニングもありましたが、無事入場でき、皆で分担してテントと夕食の準備をしました。ところが、積んだと思われていた荷物に忘れ物がいくつかあり、夕食と翌日の朝食が作れるかどうか一時問題になりましたが、無事作れました。あの時食べた、手作り感のあるハヤシライスは印象的で、味も良好でした。ライトもありませんでしたが、持っている光でほんのり明るくなり、緑の中での自然に囲まれた感じの夕食となりました。しばらく自然に触れていなかったし、近くで川が流れていたりして、とても新鮮な感じがしました。夕食後はすぐに食器などを洗い次の日の準備をしたため、安らかに眠れました。翌日に見た滝は、霧状になったしぶきがあたるぐらいまで近づけて見ることができました。明らかにマイナスイオンを感じました。
帰りの山道では、野生のサルが道路に現れたりしました。そして事故もなく高経に帰ってこれました。
この合宿では、まず自然を甘く見てはいけないということをまず学びました。そして、あらゆるハプニングが起きても、すぐに応用して指示を出すことのできる先輩方の責任感と、経験の差を感じた気がしました。問題なく終われたのもそういった先輩方のおかげだと思いました。楽しい合宿ができて良かったと思いました。
<日本百名山〜草津白根山〜>
草津白根山は、白根山(2160m)・逢ノ峰(2109m)・本白根山(2171m)の三山を総称してそう呼ばれています。これらの山頂部は火口の周りに噴火によって噴き出した岩石などが積み重なってできた火砕丘です。火砕丘が形成される頃、溶岩流も何回か流れ出し今の山の形をつくってきました。逢ノ峰は円錐形ですが白根山や本白根山には火口がいくつもあり複雑な形をしています。中でも白根山には美しいエメラルドグリーンの火口湖・「湯釜」があり、荒涼とした中での幻想的な湖は息を飲むほど魅力的。志賀・草津高原ルート(R292)の最大の名所になっています。湯釜は世界屈指の酸性湖でその酸性度はpH1,2、水深は30mくらいしかありません。
<白根山の植物〜日本一のコマクサ群生地〜>
高山植物の女王・コマクサは大正・昭和初期には結核やロク膜炎の特効薬として珍重されて乱獲にあい、本白根山でも絶滅の危機にありました。本白根山では盗難防止の観測小屋が建てられたほどです。その後コマクサの主成分が猛毒のアルカロイドのジセントリンであることが判明し、また結核が薬により完治するようになるとコマクサの需要はなくなりました。
昭和後期より関係省庁・機関・地元の小・中学生やボランティア団体などにより植栽活動が積極的に行われ現在では日本一のコマクサ群生地となるまでに至りました。しかし当初からの目的はあくまでも希少植物の保護育成なのですが、最近はコマクサ見物の観光客誘致という側面も見受けられます。
霧降高原合宿 横田 祐美
6月11日、12日に栃木県の霧降高原で合宿を行いました。今回の合宿は私がチーフリなこともあり何事も起こらないわけはないと思っていたけど本当にハプニングが起こる合宿でした。まず前日、梅雨のせいもあってすでに雨が降っていて合宿当日の降水確率は2日とも50%近く、キャンプ場で合宿をするのが困難であるという事件が起こりました。なぜならテントを建てるときに雨で地面がぬかっていると建てられないからです。キャンプ場で合宿をしないということはつまりバンガローに泊まることになるのですが、春合宿でバンガローに泊まることは前代未聞といっていいくらいないことなので、本当判断に困りました。いつもだったらバンガローに泊まれることは本当にうれしいことなのに、チーフリという立場上そんなのんきなことも言ってられず、あらためて責任を感じました。
結局、合宿に参加するメンバー、そして幹事長と何時間も相談して代わりのバンガローのあるキャンプ場を探してなんとか見つけられ解決しました。その後準備買出し等していたら、私が家に着いたのが11時半をまわっていてすでに合宿に行ったくらいの体力を消耗する一日でした。
当日の朝、私は朝から車だしについて親に散々怒られて遅刻してしまいました。ただ装備品も少ない合宿だったので、すぐに荷物を乗せられ予定通りに出発できました。道的には去年合宿で何回も行ったことのある道のりだったで、気軽に運転できました。昨日の天気予報通り天気はやはり思わしくなくて、霧降高原に行けるのか運転しながら不安でした。日光に着いたとき天気は小雨が降っている感じで、微妙な天気だったのでとりあえず観光協会に電話してみました。するととりあえずは霧降高原に行けるとのことだったので、せっかくここまで来たからにはいこうとのことになり霧降高原に向けて出発をしました。霧降高原までの道は有料道路を通りました。霧降高原という名の通り霧が深くて、しかも天気もどんどん悪化してきてしまいには自分の前の車と後ろの車がまったく見えなくなってしまい、自分の走っている道さえもよく分からないほどの霧に覆われました。本当こんなところ歩けるのかと不安になりましたがとりあえず霧降高原の入り口まで登りました。ほとんど人もおらず、寂しい駐車場に車を停めました。そして、リフト乗り場を目指しました。なぜリフト乗り場かというと霧降高原はリフトに乗って登山道まで行くというところだからです。リフト乗り場に着いてリフトに乗りましたが、私はリフトが大の苦手なので、本当に本当に怖かったです。しかも思っていたよりかなりリフトに乗っている時間が長くてびびりました。もし天気がよかったらリフトから見る景色は最高とガイドブックに書いてあったのであいにくの天気に残念に思いました。リフトからおり歩き始めました。雨のせいで足元がかなりすべりやすく何度もこけそうになってしまいました。途中で花がたくさん咲いているところがありとてもきれいでした。歩き終えてお昼と食べて温泉に向かいました。温泉は地元の人にはかなり有名だという温泉で、設備も整っていました。その後キャンプ場に向かいました。キャン場は前にも利用したことのあるところで、新しくて設備もかなり良くて私たちが泊まったバンガローは新築のようでした。夕飯はラーメンだったので、野菜を切るだけでよくて、すぐできてしまいました。最初はみんなラーメンを怪しんでいたけど食べたら意外にもおいしくてびっくりしました。ただ麺がどんどん伸び始めて最後のほうは強制的に食べる感じになりました。それから深夜までずっとみんなで話しました。
2日目は起きると天気予報をくつがえし晴天になっていました。だったら今日霧降高原に行けばよかったなと後悔しつつ、この日は岩宿遺跡にいくことになりました。朝ご飯を食べて荷物を整理し向かいました。岩宿遺跡は歴史を知っている人なら誰でも知っているような有名な遺跡で群馬県にいながら私は行った事がなかったので楽しみでした。遺跡が見つかった関東ローム層を見たり、博物館で石器を見たり、マンモスの骨を見たりしました。なかなか勉強になりました。それから学校に帰ってきました。2時くらいには着いて解散しました。
この合宿は本当に楽しい合宿でした。1年生とは初めての合宿だったけど、交流が図れてよかったし、3年生とはもっともっと仲良くなれました。またチーフリという立場の責任の重さを改めて感じた合宿でした★
春合宿 毛利 美紀
今回の春合宿では栃木県日光に位置する【霧降高原】に行きました。霧降高原は5〜6月にかけてツツジの植物園のようになり、季節感を味わえる場所であるとガイドで知って非常に楽しみにしていました。しかし、合宿の前日は雨!!しかも、天気予報では6月11、12日の合宿の間はず〜っと大雨であるとのこと。こんな天気では霧降高原に行けなくなるだけでなく、テントをたてられず泊まることも不可能ではないか…!!と焦った私たちは今からでもあいているバンガローはないかと急いで調べました。幸い、バンガローの予約はとれましたが、そのキャンプ場は草木ダムの辺りにあるため、1日目は日光の霧降高原まで行って温泉の後、草木ダムまで帰ってくるという計画になってしまい、女の子だけの車だしであった今回の合宿では不安も負担もいっぱいなものでした。
合宿当日、すでに朝から雨!!不安もありつつ、日光へ出発しました。日光は去年の自分の合宿でも行ったため、ほとんど道に迷うことなく、たどりつきました。日光もやはり雨は降っていて、この後、登れないのを覚悟で霧降高原まで行くか行かないかの決断をチーフリーダーに委ねました。結果、とりあえず行ってみることになりました。霧降高原に向かう道中、『高原』っていうくらいだからすぐに着くかな〜と思っていたら、有料道路を通過した後から山になり、どんどん登っていく…霧降高原という名前だけあり、登っていくにつれ霧が濃くなり少し前を走っているはずのY田さんの車が見えない!!しかも、なかなか着かずまだまだ登っていく。やっと着いた霧降高原駐車場では、もはや周りは真っ白で霧と雨の最悪な状況でした。それでも霧降高原を歩くことはできると現地の人に言われ、予定よりは短いコースではありましが、私たちは散策することにしました。地面は雨で滑りやすくなっていましたが、ツツジが本当にキレイでした。しかし、みんなツツジに感動というよりは、周りが見えないほどの濃い霧というめったに出会えない状況に興奮して、ハイテンションになっていたような気がしました(笑)
その後、温泉に行きキャンプ場に向かいました。バンガローはとってもキレイで、夕飯も何の問題もなく作ることができてよかったです。その後は、みんな寝る時間になるまで延々と話し続けました。いつもなら、合宿の後でお酒やお菓子が残るものですが、今回は全く余ることなくびっくり。それだけ、みんな話にヒートアップしてたんだねぇ〜☆
そんなこんなで1日目は何事もなく無事終えることができ、2日目は岩宿遺跡に行きました。私は群馬出身でありながら岩宿遺跡には行ったことがなかったため、前からすっごく行きたかったのでとてもうれしかったです。遺跡は自分が想像していたものより小さかったけど、関東ローム層や石器、マンモスの模型を直にみることができて超感動〜!!でした。
今回の合宿は雨のせいで、予定していた計画がどんどん崩れ、強行突破ツアーみたいなカンジではあったけど、逆にそれが楽しかったです。私にとって合宿もすでに3年目をむかえており、かなり慣れてきちゃった感があったけれど、今回はいろいろなハプニングもあり、新鮮な気持ちで合宿に臨めて本当に良かったです。この3年間の中で自分なりのランキングでベスト3に入るくらい楽しい合宿でした。
≪霧降高原≫
日光駅から北へ8キロ進むと、そこには奥日光とは違った自然がある。標高2010メートルの赤薙(あかなぎ)山の裾野に広がる霧降高原は、山あり、滝あり、高原あり、川ありといったとてもバラエティーに富んだ地形である。
6月下旬から7月上旬にかけて、山の斜面一面に咲くニッコウスギは、その数20万株!!ニッコウスギが咲き乱れるお花畑の上をリフトでゆっくりと登る、これが霧降高原の初夏の風物詩である。
春合宿 - 日光 鳴虫山 谷藤 紀子
今回この合宿で私は初めてチーフリーダーとなりました。この合宿が終わるまでは、不安で不安でいっぱいでした。でも何とか無事終えることが出来、ほっとしています。
6月18日
いよいよ合宿が始まりました。天候が心配されていましたが、晴れ渡りとても暑い日になりました。8時半集合で学校を後にしました。
長いドライブを終え、日光市へ入りました。私にとってこの合宿が日光デビューとなりました。市役所に車を駐車し、登山へ出発。街中を少し歩き、登山口に到着しました。いよいよ登山の開始です。始めからなかなか急な坂が、木の根で足場の悪いまさに獣道と言えるような道が続きました。そしてアップダウンを何度か繰り返し、ようやく開けたところに辿り着きました。しかしそこはまだ山頂ではなく、そこからさらに長い獣道が待っていました。途中本当にこんなところを登るのかというくらい急な斜面が何度もありました。そしてやっとの思いで山頂へ到着。頂上で遅い昼食をとり、下山を始めました。今度は違う登山道を下山することにしました。登り同様、急な斜面のアップダウンを何度も繰り返しました。まだかまだかと思いながら、やっと登山口へ到着。なんとか皆怪我する事無く無事下山しました。それから温泉へ行き汗を流し、キャンプ場へと急ぎました。合宿の始めから時間がおしていた事もあり、キャンプ場に到着したのは7時すぎ。それから急いでテントと夕食の準備を始めました。テントを張っていたところ、スクリーンテントを2つ、テントを1つしか持ってきていないことが判明。故ドライバーさんに車で寝てもらうことになってしまいました。ごめんなさい。夕食はおいしいハヤシライスを食べ、楽しい夜を過ごしました。そして就寝したのですが、テントの中ではKが・・・。
6月19日
朝7時の起床でした。この日は朝から暑く、天気も良好。朝食時、K、K君はバナナとホットケーキミックスで何やら料理し始めました。バナナ揚げ?を完成させ、とても楽しそうでした。(笑)そして10時前キャンプ場を出発。当初の予定ではこの日アスレチックへ行くことになっていましたが、前日の登山の疲れもあったので、変更し日光市にある裏見の滝へ行きました。景観がきれいで、深緑と滝のマイナスイオンで癒されました。そしてその後高崎へと戻りました。合宿終了!
合宿を終え、家へ着いてから、何だか一気に力が抜けてしまいそのまま熟睡してしまいました。この合宿で、チーフリーダーという仕事の大変さ、そしてその責任の重さ、また合宿を行うことの大変さがよく分かりました。そしてまた合宿というのは、多くの人の協力があってこそ成り立つものであるのだと思いました。特に今回は頼りない私がチーフリーダーだったため、メンバーのみんなには、合宿の準備から終わるまで多くの面で迷惑を掛けてしまいました。でもみんな協力してくれて本当感謝しています。無事終えることができたのもみんなのおかげです。後藤先輩を始め、先輩方、メンバーの皆さん、本当にありがとうございました。サブリーさんもありがとう。
鳴虫山について
前日光に属する鳴虫山(1104m)は日光駅から登山口まで僅かな距離にあるため人気の山となっている。標高はほぼ中禅寺湖の湖面と同じであるが、山頂からの日光連山の眺めは素晴らしい。
鳴虫山は多くのピークに囲まれており、途中に神主山(842m) 合峰(1083m) 独標(925m) などがあって山頂はその中央に位置する。従ってアップダウンの多い周遊コースを楽しむことが出来る。
標高1103メートルのこの山は、カタクリの群落地として知られる。カタクリが終わると、アカヤシオ、トウゴクミツバツツジなどのツツジが咲き、合方(かっぽう)から銭沢不動尊、素麺滝への道は花のトンネルになる。また秋の紅葉の美しさは「日光八景」の1つに数えられている。
この山に雲がかかると雨になり、子どもの泣虫にたとえて鳴虫山と言い習わされてきたが、古くは大懺法嶽(だいせんぽうがたけ)とも称した。この辺りは、かつて日光山の僧たちが行った冬峰修行の行場である。そしてその最終の星の宿への行者道は、1200年前、勝道上人がたどった道でもある。
春合宿 in鳴虫山 和田 友香理
6月18日、朝8時部室集合。それなのに私は、はりきりすぎて30分早く部室に着いてしまいました(笑)。8時30分過ぎ、日光『鳴虫山』へ向けて出発!車は快調に走っていきます。途中草木ダムで休憩をとって、いよいよ鳴虫山到着!登山口に到着し、記念写真を撮っていよいよ登山開始。歩いてみると、意外にキツイかったです…ずっと登りが続いていて、木が鬱蒼としていて昼なのに薄暗い…まるで「もののけ姫」の森みたいだと思ってしまいました。
でも先輩たちと楽しく話しながら登っていたら、あまり疲れませんでした。 2時間程で頂上に到着!あいにく曇り空で遠くの景色は見られませんでしたが、頂上にはデッキが設置してあって整備されていました。みんなで少し遅めの昼食です。カップラーメンを食べている先輩もいて、とてもおいしそうでした(笑)。
それから頂上で記念撮影!でも下りは、想像以上にハードでした…。下山しているのに登り道が多すぎで、しかも連日の雨で道がぬかるんでいて足が滑るので下りは危ないので疲れました。やっとのことで下山完了!次は、待ちに待った温泉です。とっても気持ちよかったです。いよいよ今日泊まるキャンプ場へ。夜9時頃、お食事&飲み会がスタートです。みんなで作ったハヤシライスがおいしかったです。お酒もおいしかったです(笑)。そして就寝時間…テントの中で先輩たちとのおしゃべりがおもしろかったな。
次の日はみんなで日光の裏見の滝を見ました。とっても綺麗で感動してしまいました。こうして装備合宿に次いで2回目の合宿が終わりました。少し疲れたけれど、充実した2日間が送れました。
鳴虫山の知識
標高1,104b。下山後、渓谷が美しい含満淵や遊歩道に約70体の化地蔵が並んでいます。アカヤシオやカタクリなどの花が咲きます。
春合宿 〜籠の登山・湯の丸高原〜 森川 朋恵
私達は6月の第4週、25・26日に長野県にある籠の登山、湯の丸高原へ行きました。1日目に登山をする予定だったので、7時半と早めに学校に集合し出発しました。高崎は30度を越すとても暑い日だったのですが、長野県に入り目的地に近づいてきた頃、車の窓を開けてみると、涼しい風が入ってきて、兎平駐車場に到着したときには半袖では寒いくらいでした。予定より少し早めの11時過ぎに登山を開始しました。私達がまず向かったのは東籠の登山です。山野草などの緑に囲まれた中を気持ちよく歩き始め、だんだんと登っていくうちに回りの景色が変わり、見晴らしがよくなりました。足元は石や瓦礫ででこぼこしており歩きづらかったのですが、あまりの眺めのよさにそんなことも忘れ、みんな足を止めて感動していました。頂上に到達すると遠く北アルプスの山並みから八ヶ岳、南アルプス、奥秩父の山や、浅間山の噴煙まで360度見渡せ、今までに見たことのないくらいすばらしいもので、とても感動しました。こんなに遠くまで見渡すことができたり、たくさんの自然に囲まれているとすがすがしい気持ちになり、山野に入っていなければこんな経験はできなかったのだなと思い、入ってよかったなとつくづく感じました。そして、次にその先の水の塔山を目指し歩き出しました。東籠の登山山頂もそうだったのですが、水の塔山への途中、大量の虫が発生していて、私や女の先輩達は思わず躊躇してしまいました。そんな虫に気をとられたりしているうちに、また景色がよくなってきてもうすぐ着くのだなとうれしくなりました。そしてもう少し歩くと頂上に着きました。そこで私達は他の登山者の人達と一緒に昼食をとりました。毎回思うのですが、山頂で景色を眺めながら食べるご飯は格別で、特に今回は本当に見晴らしがよかったので疲れも癒されました。帰りは足取りも軽くあっという間に下り、温泉へと向かいました。温泉は私達がキャンプをする湯の丸キャンプ場の管理をしているホテルの温泉だったのですが、ちょうど団体のお客さんが入るところでずいぶんと待たされました。やっと入れた温泉はとても気持ちがよかったです。汗を流しさっぱりしたところで、キャンプ場に向かい、テントを張る人と、夕飯を作る人に別れ準備をしました。辺りが暗くなってきた頃、食事&飲み会がスタートしました。メインのハッシュドビーフをみんな美味しいと言って食べてくれ、とてもうれしかったです。みんなで話をしたりゲームをしたりなどして、途中怖い話も出てとても怖い思いもしましたが、楽しい時間を過ごしその日の夜は更けていきました。
次の日は、7時の起床の時間にみんなきちんと起きてくれたこともあり、ゆっくりと朝食を食べました。またとても天気がよかったので、テントやブルーシートを干し、9時半ごろには湯の丸高原の散策へと向かいました。6月下旬が見頃というだけあって、たくさんのレンゲツツジが咲き誇っていました。高原へのリフトから見える景色も最高だったのですが、やはり高原に着くと、まるでお花畑にいるかのようにレンゲツツジが見渡す限りに咲いており、緑の木々と赤いレンゲツツジのコントラストが見事でした。60万株の花が咲いていると聞いていたのですが、想像以上に感動しました。こんなに多くの花に囲まれたのは初めてだったので、最高の気分でした。予定よりも早く見て回れたので、せっかくだから2日目も温泉に入ろうという意見が出て、「トンボの湯」という軽井沢の温泉に寄って帰りました。ほぼ予定の時刻に学校に到着し、朝テントなどを干しておいたおかげで荷物を運ぶだけで後片付けも終わり、解散することができました。
今回の合宿で、初めてチーフリーダーとして合宿を一から計画してみて、山頂に着いたときの達成感だけでなく、合宿を運営できたという充実感も味わうことができ、よい経験をさせてもらいました。しかし、それと同時に、自分の統率力の無さなどを改めて思い知らされ、反省しました。それでも何事もなく無事に終えることができたのは、サブリーダーや他のメンバーの協力や支えがあってこそのことだと思っています。ありがとうございました。また、急カーブの坂やでこぼこの砂利道など、条件の悪い道を文句も言わずに運転して下さったドライバーの皆さん本当にお疲れ様でした。感謝しています。自分が楽しめた、よい経験をしたと思えるのはもちろんのこと、一緒に言ったメンバーが楽しかったと言ってくれて本当にうれしかったです。
<籠の登山>
東籠の登山は標高2228m、水の塔山は2202mの山である。
籠の登山とは不思議な名前だが、かつて山が信仰の対象であった頃、天に最も近いところという意味から「加護の塔」(神の力を授かる高い場所)と名づけられたと言われている。この山でこの時期見られる植物には、ミツバオウレン、ツガザクラ、タカネスミレ、クモマナズナ、アズマシャクナゲ、コミヤマカタバミ、ミヤマエンレイソウなどがある。
<湯の丸高原>
湯の丸高原はその名の通り丸く穏やかな表情の峰と、爽やかな亜高山帯の気候が織り成す一帯は「花高原」として親しまれている。有名なつつじ平のレンゲツツジ大群落は、国の特別天然記念物にも指定され日本一のレンゲツツジ群生地である。
三回目の春合宿 渡邉 朝子
本当にいい合宿だった。梅雨の時期にもかかわらず、二日間ともよく晴れ、(その間群馬は相当蒸し暑かったみたい)まさに合宿日和だった。一日目に登山ということで、少しはやめの集合時間で眠かったが、山は最高にいい景色で眠気は吹っ飛んだ。まず東篭ノ登山に登った。‘山頂’らしい山頂で360度のパノラマで気持ちよかった。そこでは関西から来ていた(?)おばちゃんと記念撮影をした。少し休憩をして、私たちは水ノ塔山を目指した。途中はなぜか虫が異常発生していて、通るのに大変だったがなんとかした。途中にはガチョウや野犬が出没していた。これはM先輩とKヨとSナダが交信していた声だった。とても楽しそうだった。きっとほかの登山者はびっくりしただろう。大きな石を登っていくと、山頂に着いた。岩場で転がり落ちそうなところだったけれど、風が心地よく吹いていて涼しかった。山頂で今度は知らない夫婦の方に鍋を借りた。本当に親切な方だった。カップラーメンが食べられてよかったね☆山に登っている間に二度も高校生?とか中学生?(ほんとうにびっくりした)ときかれた。なんでかな?篭ノ登山は運動不足の私にとっては勾配がきついところもあったけど、山頂できれいなながめが見られたので、とても達成感のある山だった。
降りてきてキャンプ場のあるところのホテルで温泉に入った。私たちがはいる直前に団体客がいたということで、シャワーからはぬるま湯しか出なかったけど(男湯は水だったらしい)温泉は温かくて気持ちよかった。夕飯は簡単&おいしいハッシュドビーフで飲み会が始まった。今回はなぜか怖い話になって(HヤシHンダのトーンの低い声がよけいに怖い)HロコとTモエちゃんの悲鳴がキャンプ場に響いていた。それにプラスしてスクリーンテントから見えたトイレが霧で包まれていてより怖さを引き立てていた。あれはほんとうに何か出てきそうだった。でもHロコのおもしろい夢の話で気がまぎれた。
二日目もいい天気でテントを干して片づけをして、湯の丸高原のつつじを見にいった。スキー用のリフトに乗り、そこに着くと山一面野生のつつじが満開だった。ちょうどいい時期で私たちはついていた。雪のない中でスキー用リフトに乗るのもなかなかない体験でよかった。落ちないか心配だったけれど。牛が柵もないところにいてのんびりした感じだった。転がるような下り坂を降りてきてソフトクリームを食べた。もう一度温泉に入ろうということになって、軽井沢のトンボの湯に行った。そこはとてもきれいなところでいつもとはなにか違う、軽井沢らしいリッチなにおいのする温泉だった。シャワーもちゃんとお湯が出た。いい気分で群馬に帰ってきたが、こっちは蒸していてまた長野に戻りたいくらいだった。
今回の合宿では、事前の準備がしっかりしていたので、大きなトラブルもなく、とても楽しい合宿になった。そうした基本的なことも大事だし、これからの合宿もより楽しく行ってくるには準備も大切だなと改めて思った。
チーフリーダーをはじめ、皆さんお疲れ様でした。
<山情報>
東篭ノ登山…標高2227m
水ノ塔山…標高2202m
東篭ノ登山は岩だらけの広い頂上で、樹林がないため360°の展望を楽しむことができる。
西篭ノ登山、湯ノ丸山の奥には北アルプス、千曲川を挟んで八ヶ岳、遠く富士山まで見渡せる。浅間山の噴煙もはっきり見えた。頂上付近で見たシャクナゲ、降りてきたところの湯の丸平でさいていたアヤメのほか、赤い花のイワカガミやミツバオウレン、アズマイチゲ、ツガザクラなどが咲くそう。