■プロジェクト研究・研究出版事業
昭和51年度に研究所独自のテーマ設定と予算に基づく共同研究としてプロジェクト研究が開始された.研究成果を昭和54年に刊行,その後ほぼ毎年1冊のペースで刊行されている.こうした共同研究−著作活動を行っている大学研究所は全国的にみても稀であり,私達が最も誇りとする事業である.
プロジェクト研究は,内容的には,高崎〜群馬を基軸的対象・念頭に置きつつ,歴史(経済史・思想史)・現代の2つの分野で様々な角度からなされてきたのであるが,従来,体系的・集中的に取り組まれていなかった分野が多く,多くの著書が多少とも開拓的意義を持ったと考えている.
■現在進行中のプロジェクト
「新高崎市の諸相と地域的課題」(平成23年度終了予定,西野寿章)
「高大連携−高崎からの挑戦」(平成24年度終了予定,矢野修一)
ソーシャル・キャピタル論の探究 
2011年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,500円
目次
序章 ソーシャル・キャピタル論とは何か 今井雅和
第1章 地域安全マップづくりを通した地域コミュニティの醸成 伊藤亜都子
第2章 大学教員による市民活動ネットワークの形成 久宗周二
第3章 地域活性化とソーシャル・キャピタル 坪井明彦
第4章 ソーシャル・キャピタルの形成要因分析 阿部圭司
第5章 事業創造とイスラーム思想 今井雅和
第6章 「豊かさ」をもたらす社会的企業と資金調達 前田拓生
第7章 ソーシャル・キャピタル概念と情報開示 水口 剛
第8章 社会ネットワーク中心性と組織構造集権化との接点を探る 藤本 哲
第9章 多国籍企業のマネジメントとソーシャル・キャピタル 清水さゆり
第10章 ホスピタリティとソーシャル・キャピタル 徳江順一郎
第11章 ソーシャル・キャピタルと経済成長 中野正裕
地方公立大学の未来 
2010年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,500円
目次
序章 地域との連携により地域の未来を創る地方公立大学 戸所 隆
第1章 データで見る地方公立大学の諸相 石川弘道
第2章 変わりゆく大学教育と大学の未来 高松正毅
第3章 研究教育活動と地域―ゼミナール活動を事例として 西野寿章
第4章 公立大学における職員の能力開発(SD) 大石 恵
第5章 教員養成課程における「子どもの抑うつ防止教育」と地域の健康づくり 内藤まゆみ
第6章 地方公立大学のスポーツマネジメント―地域性を活かした大学づくりをめざして 高橋伸次
第7章 地方公立大学にとっての卒業生の重要性−ゼミを媒介としたネットワークの形成 矢野修一
第8章 OECDによる日本の大学評価と地方公立大学の未来 戸所 隆
終章 地方公立大学の役割と未来 戸所 隆
群馬産業遺産の諸相 
2009年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,800円
目次
はじめに 大島登志彦
第1章 産業考古学における産業遺産研究
I わが国における産業考古学の研究系譜と問題点 青木栄一
II 鉄道の発達からみた群馬の産業史とその遺産の点描 大島登志彦
第2章 群馬県における鉱工業の展開とその遺産
I 日本の近代化における中小坂鉄山の意義と遺産の概要 原田 喬
II 吾妻郡の鉱山と閉山後の現況 下谷昌幸
III 高崎亜炭鉱業の歴史と産業遺産 高階勇輔
IV 群馬県の重化学工業化と浅野財閥・理研コンツェルン
−「産業遺産」化研究序論小池重喜
第3章 富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産化とその課題
I 富岡製糸場の保存とその活性化に向けた街づくりにみる諸問題 桑島 裕
II 市民の支援と産業遺産の関わり 山ア益吉
III 養蚕・製糸業を支えた風穴の分布とその意義 原田 喬
IV 碓氷峠鉄道施設の保存と活用
−歩みと世界遺産化への課題−西野寿章
第4章 群馬県の伝統産業と生活文化
I 群馬県方言における<養蚕空間>を表す語彙 新井小枝子
II 鐘紡の労務管理と新町紡績所の終末期の操業形態 久宗周二
III 暮らしを支える民俗遺産
−「石」に生かされた群馬の「地域」から−千葉 貢
IV 下仁田森林鉄道の形成と住民の利用形態 中牧 崇
第5章 地域産業の展開とその歴史的評価
I 近代化産業遺産保存の将来と活性化の課題
−社会経済学からの接近−武井 昭
II 群馬県における蒟蒻精粉業の史的展開 岸田孝弥
おわりに 大島登志彦
サステイナブル社会とアメニティ 
2008年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,500円
目次
序章 持続社会の発展 加藤一郎
第I部 サステイナブル社会の課題
第1章 持続型社会への金融アプローチ 山田博文
第2章 特続可能な社会を支える投資行動−「責任ある投資」概念の普及と実践の課題 水口 剛
第3章 戦前における電気利用組合の展開とその地域的役割 西野寿章
第4章 持続可能性と連帯経済−プロジェクト・スモール・エックスヘのまなざし 矢野修一
第II部 環境・アメニティの経済分析
第5章 コモンズの悲劇と非線形経済動学 柳瀬明彦
第6章 地域環境政策における経済的手段の導入と公衆の参加 浜本光紹
第7章 エコツーリズムの経済分析−コモンプールアプローチ 伊佐良次・薮田雅弘
第III部 環境・アメニティ政策の評価
第8章 低炭素社会に向けた地方自治体における取り組み−戦略的政策形成の課題と展望 林宰司
第9章 GM産品へのEUラベリング政策の評価をめぐって−貿易摩擦から"新しい環境アカウンタビリティ"へ 山川俊和
第10章 尾瀬におけるガイドツアーに対する紅葉期入山者の選好分析 柘植隆宏・庄子 康・荒井裕二
第11章 群馬の森の環境評価−仮想評価法およびトラベルコスト法による実証 柳瀬明彦・小安秀平・中条 護・堀田知宏・水野玲子
新地場産業と産業環境の現在 
2007年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,500円
目次
第1章 新地場産業と産業環境の現在 武井 昭
第2章 危機に喘ぐ中小企業の現状・課題・展望 吉田敬一
第3章 地域産業の創出発展と基本理念
-コミュニティビジネスを中心にして長谷川秀男
第4章 産業環境の変容と環境産業 林 宰司
第5章 山間地域農業振興への地域政策からの接近
-群馬県西毛山村を事例として西野寿章
第6章 地域産業への技術支援
-変革期の地方公施設の役割植松 豊
第7章 群馬の中小企業と組織開発 三谷徹男
第8章 産業場面におけるKAIZEN
-ダイカスト工業を事例にして岸田孝弥・伊藤 匠
第9章 エコツアーのマーケティングリサーチ
-環境保全と観光振興の両立を目指して柘植隆宏・庄子 康
第10章 地域金融の理念と現実 木元正司
第11章 地場産業の資金調達と株式公開 野崎 明
事業創造論の構築 
2006年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,400円
目次
第1章 事業創造の新たな視点:
ソーシャル・キャピタル,社会起業家,社会志向的企業と企業間連携佐々木 茂
第2章 市場経済システムの多様性とボランタリー活動 中野正裕
第3章 起業家のソーシャル・キャピタルとはなにか 今井雅和
第4章 社会的責任投資とNPOからみた事業概念 水口 剛
第5章 ソーシャル・キャピタルが事業運営にもたらす影響度:
アンケート調査と質的データを用いた分析新井圭太
第6章 ベンチャー・ビジネスの競争戦略と産業集積の機能:
産業集積におけるソーシャル・キャピタルの議論を踏まえて関根雅則
第7章 コーポレート・ベンチャーによる新規事業創造:
母体企業の役割飛田幸宏
第8章 起業家的マーケティングの概念枠組み:
価値創造のためのネットワークの構築と活用坪井明彦
第9章 国際化時代におけるベンチャー・ビジネスと地域金融 今野昌信
第10章 コミュニティ・ビジネスのためのファンディング・システム 阿部圭司
第11章 非営利組織における業績評価問題 中村彰良
第12章 新規事業創造:
セーラー万年筆の事例清水さゆり
循環共生社会と地域づくり 
2005年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,400円
目次
第1章 循環共生型地域社会づくりの課題−地域産業政策の視点から 長谷川秀男
第2章 循環共生型国土構造・都市社会の構築 戸所 隆
第3章 「循環協働社会」と地域福祉−社会経済システムからの接近 武井 昭
第4章 農業・農村の活性化と循環・共生型システム 吉田俊幸
第5章 中山間地域農業振興への政策的視点 西野寿章
第6章 農地保全をめぐる政策展開と課題−農業政策と都市計画 村山元展
第7章 表明選好法による環境政策の評価 柘植隆宏
第8章 自治体によるPETボトル回収 高橋美佐・加藤憲一
第9章 「ものづくり能力」とクラスターマネジメント 黒川基裕
第10章 商業集積の形成と崩壊のモデル分析 吾郷貴紀
第11章 地域金融とリレーションシップ−持続可能な発展を視野に 木本正司
第12章 情報循環による共生の場づくり−特別養護老人ホーム菱風園の試み 池田俊憲
近代群馬の民衆思想−経世済民の系譜− 
2004年2月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,200円
目次
第1章 近代群馬の民衆思想−経世済民の系譜− 山崎 益吉
第2章 宮口二郎−捧げ尽くした生涯と思想 久保 千一
第3章 新井領一郎の思想と足跡
−日本の「近代化」と「生糸直輸出」をめぐる諸思想の交錯のなかで−飯岡 秀夫
第4章 新井紀一における民衆と文学 大和田 茂
第5章 在野の啓蒙家・岡部栄信−「修己治人」「知行合一」の常民思想− 千葉 貢
第6章 「生活の発見会」運動と家庭教育の復権
−永杉喜輔の家庭教育論の意図するもの−野口 周一
第7章 高崎線建設に関わる地方の民衆意識
−高崎線沿線の鉄道忌避伝承の検討−桑島 裕
IPネットワーク社会と都市型産業 
2003年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編 日本経済評論社
定価3,500円
目次
第1章 見えない未来−IPネットワーク社会の正体 山本 喜則
第2章 「都市型産業」のダイナミズムと情報サービス 武井 昭
第3章 情報化と地理的空間の関係
−都市システムの形成と情報化を中心に−津川 康雄
第4章 テレワークと都市型産業 松岡 温彦
第5章 地方都市中心市街地再生戦略と都市型産業
−中心市街地再生と公共空間整備−山浦 瑛子
第6章 生活環境という視点からの都市型サービス産業の可能性 水野 統夫
第7章 地域金融における顧客満足 木元 正司
第8章 サービス化社会におけるマーケティング技法
−顧客満足から顧客ロイヤルティの構築−坂尾 英幸
第9章 産業の創出とビジネス・インキュベーション 中沢 洋一
第10章 「都市型産業」とe-ビジネス 四宮 孝史・岸田考弥
第11章 都市が生んだeビジネススタイル−なぜSOHOは都市に集まるのか− 眞崎 昭彦
都市型産業と地域零細サービス業 
2003年3月発行
高崎経済大学附属産業研究所編
武井 昭・岸田考弥 著日本経済評論社
定価2,500円
目次
第1章 「都市型から「都市型化」への転換と北関東
第2章 「首都圏」における都市発展のダイナミズム群馬
第3章 第1期「都市型産業」の発展と地域中小企業
第4章 第2期「都市型産業」の発展と都市型工業
第5章 LPガス販売事業のシステム化と産業再構築
第6章 理容業のシステム化・サービス化と経営戦略
第7章 サービス業としての柔道整復師業の経営者の意識と経営戦略