一周目は競技場内を回り、それから場外へと旅立ってく。
ハーフマラソンは関東インカレでもなかなかハイレベルな種目であり
先頭の選手に場外区間で抜かされると失格に追い込まれるという
間接的ノックアウト制度が導入されている。

川内は左記の写真のように序盤から突っ込み、積極的に1ｋｍ3分05秒で押して行った。
本人はしばらくしてこれはマズいとペースを落としたが、ここは大舞台関東インカレ。
気づいた時には既に驚くべき体力の消耗に追い込まれていた。

川内は未だかつてない生涯でもっとも過酷なレースへと引き込まれていく。

ピントを持って行かれてしまったが立ち去る鴻輝の後ろ姿。
立ち込める不安感は否めない・・・。