貨幣経済論 (前期)
(3・4年次/2単位)

火曜1時限・621教室教室

〜講義のねらい〜
 
基本的には、1・2年次科目「基礎マクロ経済学(前期)」、「金融論(前期集中)」の既修者を対象とした講義です。金融論とマクロ経済学の基礎理論を前提として、両者の共通部分の確認を行い、銀行行動や資産選択、企業金融、金融政策の効果などについて応用的な考察を深めることをねらいとします。

「貨幣経済論」のねらい
 必要に応じて金融論やマクロ経済学の基礎事項を確認しながら、金融活動を行なう経済主体の意思決定(家計の資産選択や企業財務)に関わる理論を比較的駆け足で確認していきます(関連分野の基礎から応用にいたるより体系的な学習については、「金融論」や「企業財務論」「デリバティブ論」といった開設科目がありますのでそちらを活用して下さい)。その後、金利の決定理論や経済主体の予想と市場構造の関係、貨幣と実体経済の関係を記述するマクロ経済モデル、金融政策のメカニズムとその有効性などのトピックを取り上げ
、応用的な考察を深めます。
 後期講義は、単に新聞、ニュースに登場するいくつかの専門用語の定義を理解するだけでなく、その構造を一般化して記述する金融の理論を習得し、さらに当該領域の現在にいたる先行研究を整理し、より応用的な考察を進めるという点で前期講義と異なっています。学習においては、金融経済のリアルな動きを平易に読み解くための理論的な感覚だけでなく、それを積極的に評価、批判し、あるべき将来像を主体的に考えようとする意欲的な態度が強く求められます。


◆ 講義情報の提供ならびに資料などの配布について
 
  2012年度より、講義情報や資料配布については「高崎経済大学ポータルサイト」を優先的に使用しておりますので、ポータルサイトた通じたアナウンスにご注意下さい。
  講義時間内に配布した資料の一部は研究室408で入手することができます(ただし配布から2週間以内に限ります)。


◆ 小テストの実施について
・ 2012年度の小テストは6月26日に実施します。
 (昨年度の問題を6月5日、解答用紙を6月12日の講義時に配布する予定です。)

◆ 試験の成績確認について
・提出された小テスト、期末テストの解答用紙やレポートは、年度内であれば研究室で個別に返却し得点状況を開示します。掲示等を通じて一斉に公開することはしません。なお、
試験(レポート試験を含む)の評価に関する質問や疑義申し立てについては、試験実施日から1週間を過ぎると一切受け付けませんので予めご了承ください。