2005年ゼミナール夏合宿
山梨県南巨摩郡早川町におけるゼミ合宿
高崎経済大学 地域政策学部
第8期 増田ゼミナール
「山梨県南巨摩郡早川町におけるゼミ合宿」
地域政策学部
演習担当 増田 正
高崎経済大学地域政策学部増田正ゼミナールでは、特色ある大学教育支援プログラムに基づき、平成17年9月15日〜17日の日程で、山梨県南巨摩郡早川町を訪れ、関連施設を見学し、現地に宿泊した。
当ゼミナールでは、農村地域における村おこしの代表的な実践例として、山梨県南巨摩郡早川町の「南アルプス山ぶどう生産組合」に関わる村づくり推進体制を選択した。この見学を通じて、農村地帯の村おこし運動の実態について、体験的に学習することができると考える。この組合は、平成16年度豊かなむらづくり全国表彰事業において、優良団体(農林水産大臣賞)として表彰されている。
ゼミ生は9月15日8時に大学を出発し、生産組合が取り組む、山葡萄ワインを生産委託する原茂園(勝沼)に向かった。一方、教員は鉄路を使い、勝沼ぶどう郷駅にて彼らと合流した。原茂園では、オーナーからワイン作りについての説明を受け、山葡萄ワインが造られる醸造所を見学した。我々は併設されているカフェにて昼食を取り、次に町役場に向かった。
町役場では、議場にて総務課長から町づくり・村づくりに関する説明を受け、学生や教員から活発な質疑が交わされた。高齢化が町づくり・村づくりに深刻な影響を及ぼしていることが理解された。山葡萄生産組合に関しては、生産者の平均年齢が74歳であるということであった。早川町は、平成の大合併では早々に合併しない立場を決め、むしろ旧村を活かした町づくり・村づくりを推進している。人口規模的に見て自立は難しいといわざるを得ないが、その試みは理念なき合併に比べれば評価されるべき点もあるように感じられた。
その後、南アルプス活性化財団の施設を見学し、特産品を購入するなどした。次いで、宿舎に入った。宿泊施設は廃校を利用したヘルシー美里であり、ここで遊休施設の有効活用の例を見学・体験した。翌日は、午前中、付属施設であるテニスコートを利用し、テニスを楽しんだ。午後は、3年生は政策ディベートの予備討議のため@自治基本条例、A福祉国家政策に関するグループワークを行い、全体報告会を行った。4年生は卒業論文中間発表を行った。
携帯電話の電波も満足に届かない地域で、わずか2泊とはいえ体験した中山間地の生活は、われわれにとって少なからぬ貴重な体験となった。
○合宿訪問地の紹介
甲州市勝沼町
山梨県甲州市勝沼町は、甲府盆地の東部に位置し、東京都心からは直線距離で約90kmの距離にあります。南北の長さは約7.9kmの東西にやや長い土地です。総面積は36.77km2で、その約6割を山林が占めています。海に遠い内陸に位置し、冬寒く夏暑いという顕著な内陸性気候です。年間の平均気温は13℃で、これまでに記録した最高気温は39℃、最低気温は−13℃と、気温の較差の大きいことが特徴となっています。甲州市勝沼町は商業の繁栄のみならず、米麦はもとより独特の風土を利用して勝沼が発祥の地と言われる甲州ぶどうや養蚕、木綿、柿などの作物が栽培されていました。第二次世界大戦後の復興期からは、独特の気候風土を活かしたぶどうや桃などの果樹栽培と観光産業が大いに発達しました。同時にぶどう栽培を活かした二次産業としてのワイン産業も発展を続け、日本一のワイン産地として、近年では様々なイベントを行うなど、ぶどうやワインを基盤とした町民の誇りとなる独自の産業文化の育成が進められつつあります。勝沼町は平成17年11月1日に塩山市・大和村と合併し甲州市となっている。
・甲州市ホームページ
http://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu/
・旧勝沼町ホームページ(現在は未更新)
http://www.town.katsunuma.yamanashi.jp/index2.jsp
早川町
山梨県南巨摩郡早川町は山梨県の南西の端、静岡県との県境に位置しています。『日本の屋根』と呼ばれる南アルプス白根山系と櫛形山系に囲まれた山間の町です。早川町は、町の中心を流れる早川沿いに走る県道に沿って、東西に18km、南北に37kmといった南北に非常に広く、総面積は約370km2という県内一の広大な土地を持った町ですが、その内の96%は山地で、広さとは裏腹に人口は2000人足らずの過疎の町です。県道から延びる小道の先には、大小合わせて44の集落が点在しています。早川町は周囲を山に囲まれているため、日照時間が非常に短い場所もあります。だいたい山と近接する集落では午後2時くらいになれば日暮れを迎えます。さらに冬場の数ヶ月間、太陽が全く昇らないという場所まであります。そのため、冬は寒いですが、夏場は涼しいというのが、だいたい町内全域にわたっての気候です。また町内で最大3,000mもの高低差があるため、地域によって動植物の生態が大きく異なっています。早川町の名所としては、硯匠庵・七面山(七面大明神)・百名山・雨畑硯・赤沢宿・奈良田温泉などがあります。
・早川町ホームページ
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/
夏合宿
202-093 柴田憲行
私たち増田ゼミで9月15日〜17日の期間、山梨県早川町にて夏合宿を行った。私は静岡県の出身で山梨とは隣接県でありながら、交通アクセスがあまりよくなく、ほとんど行ったことがなかった。
群馬から山梨へは、一度東京を経由して行かなければならなかった。しかし、実際山梨に入ると、自然が豊かで、道路から葡萄園や果樹園が盛んな様子が見ることができた。まさかここまでワイン園が散在しているとは思わなかった。
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原茂ワイン園
多くのワイン園の中から原茂ワイン園にお邪魔させてもらった。ご好意でワインの製造工場を見せてもらうことができた。大きなタンクがいくつもあり、ここでワインを造っているとのことだった。また試飲などさせてもらい、味の違いを比較することもできた。チーズやパン、地元で取れたであろう山菜など食べ物もおいしく、ワインによく合う料理にも満足した。
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早川町役場
私達のために時間を割いて頂き、早川町についてのお話を聞いた。日本の中産間地域の抱える課題が早川町でも存在していた。高齢者に対して山葡萄の栽培を促し、山葡萄ワインとして特産物にしようという動きがとても印象的であった。成果を上げ、規模も少しずつ増やしていくことは難しいであろうが、住民と役場が一緒になり行っていった成果が現われているのではないかと感じた。やはり、少子高齢化のため、後継者問題があるようで、頭を悩ませているようだった。後でこのワインを飲んだのだが、すっきりして飲みやすかった。実際に役場の方と話ができ貴重な体験だった。
宿である『ヘルシー美里』は、もともとは小学校であったらしいが、意外なほどきれいで温泉もあり、のんびりとできる場所にあった。
合宿では3年生は10月に行われる武蔵野大学とのディデートについて、4年生は卒業論文の報告を行った。私は『地元掛川市の条例について』の論文を書こうとしている。自分はまだ資料も不足していて、卒論の形も見えてきていないので今回早川町に訪れ話を聞けたように、自治体へのアプローチをしてもっと情報を得ることが必要だと感じた。自治体の現場ではどのように感じて条例を作ったのか、またその条例ができてからの変化など実際、訪れなければわからない事が多いためまずはそこから始めていこうと感じた。
合宿ではテニスをしたり、また夜は飲み会をしたりと、普段はなかなかできないことができたため有意義なものになったのではないだろうか。また普段関わらない3年生と4年生との合同合宿だったため、親睦を図るという意味でもいい合宿になったと感じる。自分の率直な感想としても楽しかったし、たくさんお酒が飲めてよかったと思う。
夏合宿
202−107 関 祐介
2005年9月15、16、17日と3日を使って、増田ゼミナール夏合宿と称し、山梨県早川町に夏合宿に出掛けた。山梨県での合宿は初めてであり、多少交通網の心配もあったが、高速を乗り継ぎ、広大な自然の広がる南アルプスへ辿り着いた。早川町は想像以上に自然に恵まれており、その山々の絶景には驚愕させられた。どこを見渡してもあたり一面鮮やかな深緑。空気も都会と比べると大分違い、気分は爽快であった。どうやら早川町は町のほぼ97%が山で覆われているらしい。空気の綺麗さ、山々の絶景具合ではトップクラスには違いないが、住みやすさという点に置いてはマイナスな面ばかり目立った。コンビニエンスストアが町内にない、電波が早川町役場付近意外では全く受信できない等、不便なことが多かったのが難点である。だが、単純に深緑を楽しむのであれば問題はなく、絵に描いたような『田舎』具合ではあったが、いやらしくないのが良い所だ。童心に帰った気分で深緑を楽しみ、テニスを行い、照り付ける太陽光線を浴びながら汗を流した。
山梨と言えば『葡萄』と相場が決まっている。『葡萄』といえばやはり『ワイン』であろう。やはり山梨は葡萄のメッカだけあり、予想以上に葡萄園が多数存在した。その中でも葡萄狩りとワインの名所である『原茂園』に赴き、ワインを堪能してきた。ワインの製造過程等まで丁寧に説明して頂き、葡萄の美味しさを改めて実感した。
今回の合宿の宿泊施設は「ヘルシー美里」という、廃校になった中学校を改装して宿泊施設にしたという、一風変わった場所であった。要所に中学校時代の名残であろう物が点在し、この場所に以前中学校が在ったと言う事実を決定付けてくれる。廃校に追いやられてしまった中学校。それを改装し宿泊施設に変える。何とも素晴らしいアイデアである。
さて合宿本題である「勉強会」であるが、3年生は来たるディベート大会に備えての準備、そして発表を行い、四年生は卒業論文の中間報告会を行った。早川町は市町村合併をしない町らしい。これだけ広大な面積を持ち、雄大な自然に恵まれている素晴らしい町が何故合併しないのか。市町村合併を卒業論文に取り上げている私にとっては、非常に興味深い事実である。それぞれ市町村には独自のスタイルがあるだろうが、これだけ山に覆われているのに森林伐採等も行わない。生活も不便なはずなのに、これ以上を望まない。そんな早川町を見習わねばと実感した。二泊三日における早川町でのゼミ合宿で手に入れたものは大きい。何より大きいのはゼミ生同士の親睦が深まったことであろうか。そして雄大な自然に巡り会えたことも。この出会いを大切にし、次の人生のステップに繋げていきたいと思う。
●夏合宿の感想 202-168 村上勝俊
去る8月15日より17日までゼミ合宿が
当日は天候にも恵まれ合宿にはもってこいの天気となった。まず私たちは目的地である
その後ぶどう園を後にした我々は、勝沼よりさらに車で2時間ほどかけて目的地である
一方で高齢化のための後継者不足が大きな課題となっている。やはり中山間地域のため若年層が都市部へ流出してしまい結果的に町の高齢化、過疎化が進んでいる。また
宿泊所は中学校だった建物を改装したものであり、学校の懐かしい雰囲気が残っているところであった。宿では3年生がディベートに関する発表を行い、また4年生は卒論の経過発表を行い、それぞれの発表に対して質問・意見が交わされた。さらに勉強会だけでなく、テニスや飲み会なども行い先生を含めゼミ全体の連帯感が深まったと思う。4年ということで今年が最後のゼミ合宿になり、とても名残惜しいが大変有意義な3日間であった。
早川町役場報告書
203−079 加藤 雄太
8月に行った増田ゼミナール夏季合宿では山梨県の役場、またワイン園などを見学してきた。
最初に早川町を訪れた時の第一印象は、一見普通の、豊かな自然に囲まれたのどかな田舎町であるというものだ。しかし、役場を見学させていただき、話を聞かせていただいてゆくうちに、非常に前向きに地域の問題に取り組んでいる優秀な地域であるとの思いが強くなった。
その一例として町全体をあげたワイン作りが挙げられる。早川町は、山ブドウワインヌーボーの原料である「ヤマソービニオン」という品種栽培しており、県内で最も早く本格的な栽培が始められた地域なのだ。労働力としては地域の人を組合員として迎えている。すなわち、地域の活性化および経済面での充実も図れる方法なのである。もちろん当初はうまくゆかなかったらしいが、現在では8,000kgの収穫が得られており、町の経済を支える重要な産業となっている。早川町は全国の地方自治のモデルケースとなるべき地域であり、この話を伺ったとき、私は目からうろこが落ちる思いであった。
また、その山ブドウワインヌーボーを造っているワイナリーの見学もさせていただき、そちらも非常に興味深く見学させていただくことができた。特にワインの造り方を説明して頂いた時は、ワイン造りのもつ芸術性、山ブドウワインの素晴らしさに触れることができ、有意義なひと時を過ごさせていただいた。そして同時に、ワイン造りに携わる人たちの苦労、そして当たり前に享受しているおいしいワインのできるまでの長い過程を思い、やはり目からうろこが落ちる思いであった。
増田ゼミナールで行った夏合宿は早川町役場、ワイナリーの方々によって非常に充実したものとなった。それぞれの見学は非常に興味深いものであり、面白く拝聴させていただいた。インターネットや新聞などでは感じることのできない、地方自治の現場の空気を少しでも感じることができたのではないかと思う。以上をもって増田ゼミナール夏季合宿の報告とさせていただく。
夏季ゼミ合宿感想
203−100 金原由実
まずこのゼミで一番印象に残ったことは、泊まった宿が携帯の電波が届かず圏外の地域であったということだ(ドコモのMOVAは圏外ではなかったが…)。さらにコンビニを往復するのに一時間もかかる。日頃の生活と違うところが多く、とても新鮮な二泊三日だった。原茂園でのランチはちょっと高かったが昼間からワインを飲み、さらにワインを製造しているところを見せてもらいなかなかいい気分だった。特に、今までワインに苦手意識を感じていた私にとってはこれを機にワインのおいしさが分かりとてもよかった。ワインは酸素にあまり触れてはいけないらしい。とてもためになった。
二日目は優雅に朝からテニスをした。しかし、久しぶりのラケットの感触に思いをはぜる余裕もなくボールは無情にも言うことを聞かない。自分の運動神経の悪さを露呈したにすぎなかった。とはいえ、高崎と違いそれ程蒸し暑くなかったので気持ちよく体を動かすことができた。午後はこのゼミ合宿の本来の目的であるディベート大会のため、各々のグループが自分たちのテーマについて研究をした。私たちのテーマは福祉国家政策推奨の是非であるが、正直福祉国家というものを全然知らなかったので概要をつかむのに大変苦労した。私たちのグループは否定を主張しなければならないので、どういうふうに否定するところをまとめればいいのか分かりづらかった。実際、福祉国家政策を否定し福祉社会を推進すると自分たちは的を絞ったが、論点がずれてしまっていた。また日本の国民でありながら政府の金回りや福祉の実情、そしてこれから日本が抱える大きな課題に目を向けず、自分中心というとても狭い視野の中で生活していることを恥ずかしく感じた。これからしばらくの間は福祉国家について学ぶわけだが、このスローペースと知識の低さを考えると前途多難だ。さらに、ディベートの相手がどのような論点で攻撃してくるかが分からない。というより何を的にしてこれから研究していけばよいのかさえ分からない。しかし、今回は2時間という短い時間でテーマを模索したわりには有意義な時間が過ごせたと思う。まだまだ私たちは発展途上だ。これからの成長に期待したい。
夏合宿を終えて
203−139 佐藤 隼人
9月15日から17日に行われた、山梨県での夏のゼミ合宿はとても有意義なものであった。ゼミに入って初めての泊まりの行事ということで、最初はどのような合宿になるのかと楽しみであった。ワイン工場見学や早川町役場でのヒアリング調査、テニスや飲み会など、この3日間はゼミの皆さんと交流ができてとてもよかった。1日ごとに分けて振り返ってみる。
1日目
まずは、勝沼のワイン工場へ行った。ぶどうの産地だけあって勝沼町に入ると、ぶどう畑があちこちにあって天気もよく景色がとても綺麗だった。ワイン工場では昼食をとりながらワインを飲みました。ワインはあまり飲んだことがなかったので、楽しみであった。白ワインを飲んでみたが、飲みやすくて結構おいしかった。
次に、宿泊所のある早川町の役場を尋ねた。早川町では山ぶどうを使ったワイン作りが行われている。しかし過疎化が進み、生産者の平均年齢が高くなり、これからどのように取り組んでいくかどうかが課題だと思った。早川町だけでなく日本の過疎地域はどこもこのような課題があるのではないかと思った。
2日目
午前中はみんなでテニスをやった。テニスはあまりやったことがなかったので、力の加減が難しかった。だんだん慣れてくると試合などもやって、接戦になるとかなり燃えた。みんなでスポーツをやるのはとても楽しかった。
午後はディベート大会に向けての勉強会をやった。ゼロからのスタートであったのでいろいろな資料を参考にして知識付けをした。発表の時に鋭い質問を受け、答えられないこともあったので、質疑応答の難しさを実感した。本番では、このようなことが起こらないように、十分に準備していかないといけないと思った。
夜の飲み会では、多くの人と交流を深めることができた。疲れていたせいか、早くにつぶれてしまい、自分の酒の弱さを改めて実感した。
3日目
最終日は、高崎に帰るだけであった。運転を代わりにすることになり、人の車を運転するのはやっぱ緊張した。最終日も天気が良かったので運転するのも楽だった。学校に着いたら緊張が取れたせいか疲れがどっと出た。
最後に
このゼミ合宿を通して一番感じたことは、先生や先輩方、そして同じ学年のゼミ生の人たちと交流を深めることができてよかったということだ。ゼミは集団行動なので人との関係が重要である。10月にはディベート大会もあるので、みんなと力をあわせてやっていきたい。これからもゼミの活動には積極的に参加していきたい。とても楽しい夏合宿であった。
夏合宿(山梨県早川町にて、2005年9月15日〜17日)
203−177 高橋 有紀
私たちが夏合宿で行った山梨県早川町は、山梨県の南西部に位置する山間の町である。合宿の前に、早川町は隣接する南アルプス市や身延町等とは合併せず単独を貫いている町であると聞いて、私は正直平成の大合併が盛んに行われている時代のさなかになぜ合併しない道を選んだのだろうかと疑問に思った。もちろん合併することが必ずしも良いと言う訳ではないが、合併の話があったのにしなかったのは何か訳があるのだろうと思った。
実際に早川町に行ってみると、山々に囲まれ自然が豊かでとてもいいところだった。町役場では、担当者の方が「南アルプス山ぶどう生産組合」について話してくださいました。早川町は中山間地域に位置するため、高齢化・過疎化など深刻な問題を抱えており、地域活性化のために豊かな自然を生かした特産物として、ワイン醸造用の山ぶどう栽培に取り組むこととなり、平成7年に南アルプス山ぶどう生産組合が設立された。この組合の設立により、農地の遊休化防止や地域づくり、高齢化の生きがいづくりにつながっており、更にはこの取り組みが他団体へ波及するなど、地域活性化の先駆的役割を担っている。また、エコファーマー認定を受け、堆肥などによる土壌作りと化学肥料や農薬の低減等、環境に配慮した農業に取り組んでいる。早川町で生産した山ぶどうは、国内でも有数のワインの産地である山梨県勝沼町内のワインメーカーで醸造され、山ぶどうワイン「恋紫」として早川町の南アルプス活性化財団によって販売されている。現在では、毎年売切れてしまうほど人気のある町の特産物になっているという。
合併については、全国で市町村合併が行われ始めたころから町長が合併せずに単独でやっていくという意向であったそうで、現在も他の町村とは合併せずに早川町独自の伝統を守っていくまちづくりをしていっている。しかし、実際には高齢化や過疎化が深刻な問題であることは変わりないだろう。南アルプス山ぶどう生産組合の話の中でも、これからの課題として高齢化に伴う新たな担い手が必要であるというのがあった。これは早川町に限らず全国の山村地域に言えることだが、若者をいかにして山村に呼び戻すかというのはこれからの重要な課題であると思う。早川町には、山ぶどうワインをはじめとする特産物や南アルプスの豊かな自然を生かした観光がまちの売りであると思うから、この資源を存分に生かして個性あるまちづくりに取り組んでいって欲しいと思う。
夏合宿レポート
203−272 前島 豊徳
今回の合宿では、まず原茂園でのワイン工場の見学から始まりました。ワイン工場を見るのは初めてで、始めはワイン工場というものはどういうものか想像がついていなかったのだが原茂園に入ってみてびっくりしたのはぶどう天井のようになっていたことにとてもびっくりしました。ワイン工場の見学は工場の責任者の人から話を聞くことができ、産地でしか見ることのできないワインの生成の機械やワインの貯蔵庫をみることができ、貴重な体験ができました。また、その後早川町役場で町の係の人の話を聞いて、早川町ではなぜワインを通じたまちづくりを行っているかということが話を通じて伝わってきました。そもそも早川町自身ではワインを作ってなく、勝沼にある原茂園などから卸しているワインでまちづくりを行っているということでした。また、南アルプス山ぶどう生産組合の話も聞いて、係りの人は合併をしない町づくりを行っていく中でこの町は大きな産業もなく、過疎地の特徴的な問題である少子高齢化や後継者の問題を抱えながらどうやってこの土地ならではの町づくりを行っていこうとしているのかということはこういうことなのだなと今回の話を通じて感じました。
そして2日目のディベート勉強会ではやっと10月にあるディベート大会に向けた第一歩をようやく踏み出すことができたと思う。ただ、調べてきたものを纏め上げていくことは難しく感じたし、時間の最後にまとめていたものを発表するときも考えた内容をなかなか上手に発表することもできずにディベートの作業というものは難しいなと感じ、準備をもっとたくさんしていき密度の濃い準備作業を行っていかなくてはならないなと感じた。まだまだこれが1回目の準備作業といったこともあってなかなか何をしていいのかもわからなく手探りの中で今回の準備作業に入っていたこともあってもう少し打ち合わせを重ねていかなくてはならないなと感じたが、その日に4年生から話を聞いてみると今の4年生は去年の今頃は9月の始まりから集まって内容をまとめるといった準備を進めていて夏合宿が行われているこのころは質問に対してどう対応していくかYES・Noクエスチョンの作成にかかっていたという話を聞いていて準備を進めるのが遅かった分、これからスピードアップしてしっかりとした準備していかなくてはならないなと今回の勉強会を通じて感じました。またその時4年生の人が言っていたことであるが、準備の量でディベートの結果は変わってくるというのでディベートがうまくいくようにこれからしっかり頑張っていこうと話を通じて感じました。今回の合宿全体を通じて充実したものができたと思うし、今回の合宿をディベート大会や卒業論文などといった今後のゼミ活動に生かしていこうと今回の合宿を通じて思いました。
増田ゼミナール 夏合宿を終えて
203−37 井上陽介
9月15日、16日、17日の二泊三日という日程で、増田ゼミナール夏合宿を山梨県にて行いました。ここで行ったことを簡単に述べると、一日目はまず原茂園という山梨で有名な葡萄園およびワインを製造している所へ行き、次に早川町の町役場にて、今の町の現状や悩み、それを打開する為に行っている事などを聞きました。その後は宿舎へ行き、その日の疲れを癒しました。翌日は朝に、テニスを行い、午後からは課題の研究発表を行い、二日目を終えました。三日目は宿を発ち、そのまま大学へと帰りました。
では、原茂園での事から話したいと思います。ここでは、昼食を食べた後、工場を案内してもらいました。その際、葡萄からワインの作り方、赤・白・ロゼそれぞれを作るにはどうしたら良いか、ワインを造る時に一番気を使う事や山梨が葡萄作りに適している気候及び地形であると言った話を伺いました。ワインと葡萄は日本の中で山梨県が製造量一位であるので、こういう地域特有の場所を見学し、現地の人の話を聞けたことは貴重な体験だったと思います。それがいかに、どのようにして地域に貢献しているか、地域活発化に役立てているか等は、地域政策を学ぶ私にとって良いものでした。
原茂園を後にし、次に早川町の町役場を訪れました。その町は約160人で構成されている町でして、今までに聞いた事がない少ない人数でした。そこでは、人口の流出を防ぐ為、観光客が多く訪れるよう、政策を行っているとの話でした。それは、やはり、山梨の特産を生かしたもので、独自の方法で、独自のワインを作り、祭りの時や、インターネットなどの場で販売をするというものでした。それでも、現状は厳しいとの話を伺いました。地域政策学部で地域を活発させる術や知識を学んでいるつもりであったが、いざその状況を目の当たりすると、どうすれば良いのか、という疑問を払い去る事が出来ずに居ました。こういう、市町村は合併し、生き残るしかないのかと思えました。
翌朝は、教授及びゼミ生同士の交流の為テニスをし、良い交流を図れたと思いました。午後には、10月末に行われるディベート大会に備え二つの班に分かれ、各々研究を行いました。一つは自治基本条例設置に関して、もう一つは福祉国家政策に関して、設けられた時間内に個々人が持ち寄った書物や情報を共有して、最後に発表を行いました。私は、福祉国家政策の班員であり、発表しましたが、教授から多くの指摘を受け、勉強不足を痛感させられました。しかし、この論題に関しては、今日本において、少子高齢化問題や年金問題が在るため、考えられており、とても重要な論題である為、知識を深める事が出来て良かったと思います。地域政策よりマクロな視点の国家政策の話であるが、政策研究としても良い論題であったと思います。
最後に、その晩に、ゼミ生全員でこの合宿の打ち上げを行い、さらなる親睦を深める事が出来ました。この合宿を通して、ゼミ内の親睦及び現地調査や研究発表によって得られた体験や知識、と言ったように、様々なものが得られた合宿であったと思います。
合宿の報告
高岡 英司
今回の合宿は山梨県の早川町の自治体見学のため合宿に行きました。早川町は山野に囲まれた、面積が370km2の広大な町域に、人口が1800人ほどの過疎地である。人口がきわめて高齢化しており、ほぼ半数が老人となっている。早川町の役場を訪れ、役場が力をいれている、ワインづくりについて役場の人に話を伺った。ワインの名称は「恋紫」。「恋紫」の原料は、早川町に育ったヤマブドウと、フランスはボルドー地方を代表するブドウの品種、カベルネ・ソービニヨンを交配させて出来たヤマ・ソービニヨン。生産量を徐々に上げてはいるが、高齢化の流れにより、その山葡萄をつくる後継者がいないのが現状であり、役場の人も頭を悩ませている。ただいまゼミで市町村合併について勉強しています。この早川町も合併をしてこれまでの広大な土地を手に入れた。しかしこの広大な土地を使いきれず、やっとの思いで考えた山葡萄作りも後継者がいない現実がある。このような早川町のようにこれから自治体として存続をかける自治体がたくさんあります。今回の合宿を通して、現在の自治体の悩みを身を持って学びました。