
河辺 俊雄 (KAWABE Toshio)
地域政策学部 地域づくり学科 教授 / 保健学博士
- 主な前職
- 東京大学医学部保健学科 人類生態学教室 文部教官助手
- 専門分野
- 人類生態学,成長学,オセアニア地域研究,有害紫外線研究
- 所属学会
- 日本人類学会,日本オセアニア学会,生態人類学会,日本民族衛生学会,人類働態学会 等
研究テーマ・概要
パプアニューギニアの多様な自然環境の中で,伝統的な生活を送っている部族民の人類生態学研究。生業活動や食物・栄養摂取の調査,そして子どもや成人の生体観測を行い,身体成長や体格と生態学的(環境)条件との関連を明らかにする。またオゾン層破壊による増加が危惧される有害紫外線量について,紫外線量の測定及び人体影響の研究を行う。
研究・経歴上の特色
1980 年以来,文部省(現文部科学省)科学研究費海外学術調査および日産学術研究助成などにより,パプアニューギニアの多様な自然環境の中で生活する諸部族の人々を対象として,人類生態学的調査を実施してきた。各部族について生体計測結果,活動調査結果,食物・栄養摂取調査結果を報告してきた。自然の中で生きる人々について,環境との関連を総合的に扱う生態学的分析研究を行い,子どもの身体成長や成人の体格と生態学的条件との関連を明らかにする。
主要研究業績
- 「ルアルの一日 -狩猟採集耕作民ギデラの生活-」
- (高崎経済大学地域政策学会のページにジャンプします。)
(単,1998 年 12 月,高崎経済大学『地域政策研究』1-2) - 「ギデラ族(パプアニューギニア)の子どもにおける狩猟技術の発達の 16 年の変化」
- (単,1999 年 6 月,Authropologiacal Science,第 107 巻第 1 号)
- 『講座 生態人類学 5 ニューギニア』
- (共,2002 年 2 月,京都大学学術出版会)
- 『人類生態学』
- (共,2002 年 3 月,東京大学出版会)
主な社会活動
- 日本オセアニア学会英文誌編集委員(1988年4月~1996年3月)
- 日本人類学会評議員(1990年5月~現在)
- Anthropological Science 誌 Editorial Consultants(1993年1月~1998年3月)
- Auxology 研究会世話人(1993年11月~現在)
- 高崎市環境基本条例(仮称)制定市民懇談会委員(1994年2月~1994年4月)
- 群馬県地域情報化推進協議会顧問(2001年4月~現在)
- 北関東 IT 推進協議会理事(2001年7月~現在)
- 高崎経済大学広報委員長(2002年4月~2004年3月)